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  • 執筆者の写真山口かおる

ドバイ料理って?難民が作る料理への想い

更新日:2022年9月4日

ドバイ料理、と聞いてすぐにメニューが思い浮かぶ人は、あまりいないかもしれません。


アラブ首長国連邦の都市、ドバイはオイルマネーで潤う砂漠の中の観光地のイメージです。

ドバイ特有の料理というよりは、中東のさまざまな料理、アラブ料理を指すようです。


私が手伝っている難民を支援する団体で、恒例の草むしりがありました。

小さい庭があるのですが、毎年夏になると雑草が生い茂ってしまいます。

そこで、スタッフやインターンで草むしりと枝払いをしました。


久しぶりに集まる機会なので、難民として日本にきたFさんがドバイ料理をランチに作ってくれました。


レバノンフムス、パレスチナサラダ、カブサチキンライス、チキンとじゃがいもなどの煮込み、ピスタチオのパイのデザート。


みんなでシェアして簡単な食事でいいと思っていたら、なんとフルコースに!

料理好きのFさん、難民認定が下りた今では飲食店で働くプロの料理人です。

いつもシェルターでたくさんの料理を作っていました。



難民として日本にきたFさんがランチに作ってくれたドバイ料理

難民として日本にきたFさんがランチに作ってくれたドバイ料理

難民として申請しても、日本ではほとんどの人が難民認定されないのが現状です。

他の国では難民として認められるようなケースも、日本では認められないこともあります。


日本は、1981年に難民条約に加入しています。

国に帰ることができない人がいれば、受け入れる約束をしていることになります。

ウクライナ避難民の支援も開始していますが、「避難民」としてあくまで一時的な支援のみ想定しているようです。


各国の政治状況は刻々と変わるなかで、いったん日本へ逃れてきた人たちの事情も変化します。柔軟な難民認定制度が必要です。


料理はその国のことを知るきっかけになります。

日本に住む人に、その国の魅力を伝えられることができれば、理解も進みます。

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